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あなたの指は僕を奏でる(結城瑛朱)

君を、迎えにきた。私と一緒に来るか?
大切にしてくれるのに、触れてくれるのに、その理由を思えば涙が溢れた。

『いつか、必ず夏生を迎えにくる』―十年前の約束通り、音大生になった夏生の前に外科医・宮本は現れた。優しげな面影が精悍な大人の余裕に変わっていても、その手を待ち続けていた夏生にためらいはなかった。しかし夏生に知らされたのは、異母兄が夏生を売ったという事実で!? 夏生を所有物と言い放ち、その立場を思い知らせるように暴力的なまでの快楽を与える宮本。だが、まるで大切な者を呼ぶような声音に、夏生はいつしか惹かれていき…。

 

【感想】★★★★☆

宮本は両親が政略結婚で親から愛されず、その上早くに揃ってなくなってしまったせいもあり、愛情表現が酷く不器用です。
10年前の約束をずっと夏生は覚えていて、再会直後、何も聞かずに躊躇いもなく宮本について行っているので、何も「おまえは私の所有物だ」とか言う必要は全くないような…。最初から夏生の身体も奪うつもりだったのならともかく、当初は夏生がピアノに打ち込めるように環境を整え、忙しい中でも夕食を共にしてくれたりしています。
しばらくしてから、結局夏生は『所有物』と言う事をたてに宮本と関係を持ちますが、口では結構感じが悪い事を言っていますが、結局のところ、夏生の元ルームメイトの吉住に嫉妬したのが明らかです。夏生の方も、両親は既に亡く、腹違いの兄とも上手くいっていない中で、10年前に出会った宮本を心の支えのようにしていた事もあり、多少ヒドイ事をされても根っこの部分で宮本を信頼している感じで、悲壮感とかはありません。ただ、母親の身代わりにされているのかと、悲しい気持ちになってはいるようです。
不器用な宮本が、夏生と一緒に過ごして行く内に感情表現がどんどん出来るようになって、夏生の方も、今まで逃げていたプロのピアニストの道を考えるようになり、孤独だった二人がお互いに支えられて変わっていく様子がとても良かったです。
それにしても夏生の兄は、父親が亡くなって、遺言通り夏生を音大に通わせてはいたものの、医者にならないからと言う理由で遺産も渡さず放り出して、たった1年で経営を破綻させるってどういう事でしょう? しかも、2億で夏生を売ったような形らしいのに、その後も宮本が融資を打ち切ったら途端にダメになるって…。それってよっぽど医者としての腕が悪くて、更に経営能力もないって事でしょうか?? そこまで無能なら、早いうちに開業医なんて辞めて、どこかの勤務医にでもなった方が良いのでは?
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