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標的は偽りの華(神奈木智)
標的は偽りの華 (ARLES NOVELS)
ワンツーマガジン社
発売日:2008-09

身分違いの恋でもいい―囚われの華の麗しき秘密。
神秘なる国の国王の末子・唯月は、出生を知らないまま母の故郷日本でひっそりと過ごしていた。そんなある日、第一王位継承者である異母兄の暗殺計画を知らされる。計画を未然に防ぐため囮となる決意をする唯月。兄の役にたてるなら、と健気に振舞う唯月の純粋さに心を打たれたのは、警護を任された黒田だった。唯月を身代わりと知らない黒田は、身分違いの想いに、自分の溢れる熱を抑え込み、叶わぬ恋と警護に徹するが……。

 

【感想】★★★☆☆

唯月は母親から自分の出生について聞かされた時「そんなマンガのような話」と思ったそうですが、この本自体が何だかマンガのような話でした。気にし出すと不可解な点が山ほど出てきます。このお話にリアリティを求めてはいけません。
皇子だからってゴージャスさとは無縁です。しかも舞台は日本のホテルで ほぼ軟禁状態。ティアン皇国という国は一体どんな国なのやら…。また、ボディーガードが出てくるからと言って、かっこいいアクションとかを期待してはいけません。
ただひたすら、素直でまっすぐな唯月の 無自覚に〝黒田キラー〟なところや、無口で不器用な黒田の 職業倫理に悩みつつも あっと言う間に唯月にハマっていくところを楽しむ…、そんな本です。
黒田は腹をくくった後は別人のようで、常に熱い視線、やたらと甘いセリフを口にし、人目をはばからずスキンシップも…。愛にのめり込むタイプなんですね~。でも、「初めて会った時から特別だった」とか言ってますけど、唯月は民族衣装でほとんど顔も見えず 挨拶もまともに出来なかったのに、ノーマルな黒田が どう特別に思ったのか??
あとはも~
1度も会った事のない父親の国から突然人が訪ねて来て、「会いには来なかったけど充分な養育費を払ってた」みたいな、いきなりお金の話って ど~よ!? とか。
兄と対面して情がわいたと言うならまだしも、1度も会った事のない兄のために大学を1ヶ月も休んでまで命懸けで身代わりをするのは、どう考えても不自然~とか。
暗殺の実行犯が、うまい具合にボディーガードの交代要員だなんて ありえない~とか。
盗聴器を仕込まれてたからって、車で20分も離れた所の音は拾えないでしょう(笑)とか。
第一皇子を救出に行くのに、敵は銃を持ってて何人いるかも分からないのに、たった3人の丸腰の戦力って…。他にも臣下がいるなら総出で乗り込むもんじゃないの!? とか。
最後の最後まで皆「セレネス」と呼んでるし 自分でもそう言ってるけど、「アリステア」が本当の名前じゃないのか!? とか。
───気になる事を言い出したら、まだまだ止まらない感じです。
神奈木さんは、本来その気になれば しっかり書ける作家さんだと思うので、このお話に関してはきっと皇子とボディーガードの身分違いの恋が、いや皇子もボディーガードも結構どうでも良くて、単に「相思相愛なのに諦めないといけないの!?」的なカップルが書きたかっただけなのでは? と思います。
長々と書いてきましたが、細かい事は無視して、唯月と黒田のラブストーリーとしてだけ読めば、とても幸せそうで良かったです。
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