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昔の彼に逢えたら(坂井朱生)

きちんと別れるために、もう一度付き合おう──
紺野は十年経った今も、辛い別れをした恋人・森尾を忘れられずにいた。
そんな中、突然訪ねてきた森尾がやり直したいと言い出して…?!

故郷を離れ十年、紺野は幼い恋とひどい別れを未だに忘れられずにいた。つらく苦々しい過去の記憶を残す紺野の元へ、突然、かつての恋人だった森尾が訪ねてくる。会いたくないと思いながらも変わらない森尾の姿にどうしようもなく惹かれ、次第に距離が縮まっていく。やり直したいと言う森尾に、心に傷を残す紺野は、期限つきの関係ならと承諾するが……。

 

【感想】★★★☆☆

中三で同じクラスになった二人は急速に親しくなり、やがて恋人に。そして同じ高校に進学しますが、その頃から紺野の家は父親が外に女を作り冷え切って行き、紺野にとって森尾の存在だけが救いでした。家庭のストレスを森尾にぶつけて八つ当たりしてしまったりしながらも、紺野はその理由については決して森尾に話さず、高二の頃ついに父親が離婚を迫って出て行ってしまい、紺野は母親と一緒に祖父の家に行く事になります。学校も辞めなければならず、その引っ越し当日、用事がある風の森尾と無理矢理約束して、森尾が来たら引っ越すけれどこれからも会いたいと伝えるつもりでした。でも、いくら待っても森尾は来なくて、二人はそれっきりになってしまいました。
紺野からすれば、ただすっぽかされたという事ではなく、両親の離婚や学校を辞めて引っ越す事などで、どん底の精神状態の中で唯一信じていたものにまで裏切られたような気持だったのでしょう。あまりの辛さに、その後も連絡をする事なく十年が経過します。
偶然再会した同級生に小料理屋で働いていると話したことから、後日森尾が店にやって来ます。十年前の事を詫びる森尾は事情を説明しようとするのですが、紺野はそれを遮って聞こうとしません。紺野もそれなりの事情があったのだろうとは分かっているのですが、あまりにも辛い思い出で、許してしまいたくなかったんです。
それからも度々森尾は店にやって来て、やり直したいと言い出します。紺野は、森尾の出張の間だけならと、あと嘘はつくなという条件で了承します。
二人とも十年間他の人と付き合っても結局は忘れられず、紺野は今度こそちゃんと別れて終わりにしようと思っていて、森尾の方は「それでまた、俺を捨てる?」と言われてやはり許してもらえてない事が分かり、今度こそ失敗しないようにと思っています。でも、嘘はつかないと約束したのに、この時点で既に嘘をついてしまっていたので、紺野と別れたくなくて更に嘘を重ねてしまっています。
もうね~、どんなに辛くても、やっぱり過去のシコリをまずスッキリさせてからじゃないと再び始めるのは無理があったんですよね。紺野は終わりが怖くて怯え続け、森尾は嘘の上塗り…。何やってるんだか。
結局は収まる所に収まって良かったんですが、森尾が折角買った分譲マンションを早々に売って、勝手に紺野と同棲するための部屋を購入してたのは、ちょっとやり過ぎだと思う。小さい事はいいけど、そういう大きい事は相談して決めた方が良いのでは!?
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